とある男子大学院生のブログ

一橋大学国際・公共政策大学院(一橋IPP)を修了しました。大学院の受験勉強や大学院ライフ、趣味のことなど、色々なことを綴っていきます。

大学院の受験勉強④-一橋IPPの筆記試験対策


こんにちは。ryulonです。
今回は一橋IPPの筆記試験対策について書きます!

過去問分析の重要さや、筆者が意識した対策方法について書いております。

 

 

〈過去問の情報収集の重要さ〉

 

・大学受験と同じで、問題の傾向をしっかり分析することで、やるべき対策が見えてくるようになります!過去問の情報収集は試験突破のためには不可欠です。

 

注意すべきなのは、大学院によって過去問の入手方法が異なってくることです。
一橋IPPの場合はHPで沢山公開されているのですが、別の大学院では郵送で過去問請求をしなければならなかったり、実際に大学院の窓口にまで出向いて入手しなければならなかったりするなど結構差があります。いずれの場合も、大学院のHPをしっかりチェックしましょう!

 


〈試験の特徴と対策方法〉

 

一橋IPPは決められた問題の中から2科目選んで解答します。私は「国際関係」と、「国際政治史」を選択したので、その2つについて書いていきます。

 

問題の具体的な内容については控えさせて頂きたいのですが、ここでは筆者が感じた一橋IPPの(先に挙げた2科目のですが)試験問題の特徴と、全般的な対策方法を書いていきます。

 


1つ目に大事なのは、何と言っても問題の傾向分析です。「国際関係」では、出題されるワードは、参考書で頻繁に目にする基本的なものからもしっかり出題されているので、まずはそれらをしっかり押さえておくようにしましょう。「国際政治史」では、過去問を数年分みると、どんなジャンルから問題が出されているのかが良く分かります!

 

 

2つ目に大事なのは、特定のワードを「暗記」するのではなく、基本的な内容を覚えた前提で、前後の経緯、歴史的背景、そのワードが与えた意義・影響など、沢山の事柄と関連付けながら理解する必要があるということです。点ではなく、1つの長い線として理解することを心掛けるようにしましょう。

 

また、一度書いた解答は必ず学部の教授などに添削してもらいましょう。私の場合は河合塾KALSの講師やチューターに依頼したのですが、気づけなかった点や誤解していた点を毎回指摘して下さったので大変助かりました!
最初は本を参考にしながらでもいいので、一つの問題につき必ず一回は解くようにしましょう。時間に余裕があったら、二回目も書いてみましょう。

 

 

以下、筆者が特にお世話になった参考書をいくつか紹介します!
全てのページを読んだわけではないのですが、試験直前まで何度も読み返しました。

 

国際紛争 理論と歴史』 ジョセフ・S・ナイ・ジュニアら著 有斐閣
『新・国際政治経済の基礎知識』田中明彦ら著 有斐閣
『戦後日本外交史 第3版補訂版』五百旗頭真 編 有斐閣アルマ
『安全保障学入門 新訂第5版』武田康裕ら編 亜紀書房
『東アジア国際政治史』 川島真ら著 名古屋大学出版会

 


他の科目で受ける方も問題の傾向を把握して、良書である参考書を見つけられればと思います!

 

 

今回はこのあたりで失礼します。

少しでも参考になるところがあったのであれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。