とある男子大学院生のブログ

一橋大学国際・公共政策大学院(一橋IPP)を修了しました。大学院の受験勉強や大学院ライフ、趣味のことなど、色々なことを綴っていきます。

あなたは何を学びますか?~"国際関係論"にのめりこんだキッカケ①~

 

 

久しぶりの更新になってしまいました。お久しぶりです!

 

 

この記事では、筆者が専攻した「国際関係論」について、学び始めたきっかけや面白さ、学習する意義などをいくつかのパートに分けて書いていこうと思います。

 

 

普段は読者の対象として「大学院進学に興味がある人」「一橋IPPへの進学を考えている人」ことを意識して書いています。ですが今回は幅を広げて、どの分野を学ぼうか悩んでいる高校生、大学でどのゼミに入ろうか悩んでいる大学1,2年生や、この分野に興味がある社会人など、幅広い方に読んでもらえればと思っています。

 

 

筆者自身は学部・大学院合わせて国際関係論を計4年間専攻しましたが、ゼミや授業でのディスカッションの時間や、教授の熱のこもった講義を聴くのが毎回楽しかったのを今でも覚えています。この分野を深く学べて良かったなぁ、と一橋を修了してしばらくたった今でも思っています(^^)

 

 

■Part1.~~高校生から大学1・2年生~~

 

 

国際関係論で扱うテーマはすごーーく広いです。政治、経済、歴史、科学技術、環境、移民、いくつか例を挙げてもこんなに出てきます。テーマは豊富ですが共通点があり、それが「世界」「国と国との関係」です。「国と国」を言い換えると外交関係です。日本だったら日米、日中、日韓関係などです。

 

筆者が「世界」「国と国」という視点に興味を持ったのは高校生の頃でした。高校生当時の日中、日韓関係は歴史認識問題・領土問題でいざこざをかなり抱えていた時期でした。

 

2010年~2014年あたりはそれら関連のニュースが連日マスコミで取り上げられ、「いつになったら良くなるの?」とこちらも心配になるくらい、外交関係に改善の兆しが見られませんでした。高校3年間はずっとそんな状態だったと思います。

 

 

特に2012年に中国で発生した大規模な反日デモは高校生だった自分にとっては衝撃的な事件でした。当時世界史受験で世界の出来事を毎日のように勉強していたという理由もあったからかもしれませんが、気にならずにはいられませんでした。

 

 

大学生になっても日中、日韓の外交関係は同じ状態でした。特に安倍元首相の靖国神社参拝問題や、朴元大統領の従軍慰安婦問題により厳しい姿勢を見せてからは悪化しました。

 

 

2年生に進級した筆者は、ゼミ選択の時期がやってきました。自分の学部では3年生でゼミ演習が始まり、2年生で入室試験を受けます。受験を考えていた分野はいくつか目星はつけていたのですが、なかなか「これだ!」と思えるゼミを見つけられず、決められずにいました。

 

 

そんな中、1年生の時に申し込んでいたアメリカ留学生活が夏からスタートしました。ここで筆者はとある方たちとの出会いをきっかけに、「国際関係論」を学んでみよう!と決心を固めることになります。そして、自分の「国際関係論」に深くのめりこむ人生がスタートすることになります。

 

 

 

Part.2へ続く