とある男子大学院生のブログ

一橋大学国際・公共政策大学院(一橋IPP)を修了しました。大学院の受験勉強や大学院ライフ、趣味のことなど、色々なことを綴っていきます。

一橋IPPで受けた授業~1年生秋冬学期~

 

 

こんにちは。ryulonです。

久しぶりの更新となりました。

 

ここ2,3週間はプレゼンが重なっており、その打ち合わせや準備で忙しい日が続いていました。9月中旬に始まった秋冬学期も先週でようやくひと段落つきました。これから1月にかけては期末レポートの作成に取り掛かります!

 

 

今回は、筆者が秋冬学期に履修した授業について書いていきます!

一橋IPPではどんなことを学ぶのかというイメージが少しでも湧いてくれば幸いです。

 

 

 

地球環境と開発金融

海外の開発事業が現地社会に及ぼした影響、気候変動やエネルギー政策などについて学びます。授業回によっては様々なNGOや研究所で働いている方がゲスト講師として講義をされました。ケーススタディとして今期ではメコン川の開発事業、フィリピンの鉱山開発事業などを扱いました。授業の後半では数グループに分かれて毎回ディスカッションをしていました。受講者数が30人弱と、大学院の授業にしてはかなり多くの学生が参加していました。

 

 

International Security Policy

名前の通り安全保障に関する授業で、核不拡散政策、テロリズムPKOなど、広く安全保障に関するテーマを扱います。授業はすべて英語で行われるため、毎週の指定文献もすべて英語です。この授業の特徴はなんといっても1グループ3回ほど行うプレゼンテーションで、授業評価の大切なポイントの1つとなってきます。自分たちのグループ発表日の1,2週間前からは文献講読やグループでの打ち合わせ、プレゼンの作成などでドタバタしていました。

 

 

東アジア国際関係

アジア地域の共同体形成の可能性、朝鮮戦争米朝関係、日韓関係、中国の外交政策など、東アジアの国際関係に関するこれまでの経緯や近年の情勢について扱います。個人的には今学期の授業で1番面白かったです。この授業では学生間のディスカッションがメインとなります。学生は日本人、韓国人、中国人、アメリカ人と多国籍で、それぞれの経験やバックグランドに基づく意見(例えば「韓国人の学生の皆さんからは○○に対して何か意見ありますか?」など)を交わしながら、議論をしたり聴いたりするのが楽しかったです。週ごとに文献のサマリー、コメント(意見)を各担当の人が決まっており、授業の最初の担当の人からの発表後、全員でディスカッションにうつるというのが毎回の流れでした。

 

 

現代行財政論Ⅰ

IPPの公共法政に設置されている授業です。文部科学省で官僚を10年以上勤めていらっしゃる方が講師として3人担当されました。今期のテーマは教育行政学、データと因果推論(EBPM, Evidence Based Policy Making)、高等教育政策の3つに大きく分かれていました。具体的には日米の教育委員会制度の比較、大学と奨学金制度などを扱いました。政策立案をする際に大切になってくるであろう思考法も教わる機会があったので、将来公務員になることを考えている人にとっては結構有意義な授業ではないかと思います。(個人的な話になりますが、教育業界でもともと働いていた筆者としては、これまでと現在の日本の教育制度の特徴と問題点が沢山見えてきたので、毎回楽しく聴くことができました。)

 

 

 

今回筆者は、秋冬学期で12単位、冬集中で2単位の合計14単位を申請しました。春夏と夏集中の時は合計20単位取得したのと比べると、今学期は時間に少しだけ余裕を持つことが出来ました。

 

(一橋以外もそうだと思いますが)公共政策大学院は、修了要件の単位数が普通の研究科よりも多いです。例えば、一橋の法学研究科の修了要件単位数は30単位なのに対して一橋IPPでは44単位と、10単位以上も多いです。

 

必要な単位数が多いため、他の研究科以上に普段の授業の予習に追われることになるかと思います。特に私のいるグローバル・ガバナンスプログラムは事前課題が重要になってくる授業が多いです。私を含めてM2で就活や公務員試験の受験をされる予定の方は、M1の時になるべく多くの単位を取得してM2で余裕を持たせておくのをオススメ致します。

 

 

 

それでは、今回はこのあたりで失礼しようと思います。

 

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。