とある男子大学院生のブログ

一橋大学国際・公共政策大学院(一橋IPP)を修了しました。大学院の受験勉強や大学院ライフ、趣味のことなど、色々なことを綴っていきます。

「大学院進学」を選ぶまでⅡ ~アメリカ留学のリサーチと、留学意欲の消失~

 

 

 

前回のPart.1からの続きです。

 

 

 

Part.2 ~アメリカ留学のリサーチと、留学意欲の消失~

 

 

アメリカ留学」「大学院進学」というキーワードが心に残ったまま社会人生活がスタートした筆者。本社で研修を受けたのち、配属された校舎で授業を担当し始めました。

 

 

GW明けから担当授業が一気に増え、休日や出勤前も予習に充てないと、とてもではないですが準備に間に合わない量になりました(しっかり準備してから授業をしたいタイプでした。実際、予習を適当にしたのとそうでない授業の出来栄えの差は、明らかにわかります)。夏期、冬期は講習用テキストの予習もしなくてはならなくなったので、更に時間がとられました。

 

 

とにかく、社会人1年目は毎日を乗り越えることで本当に必死で、大学院のことなんて、時間をとって考える余裕自体なかったですね。。。

 

 

 

それでも冬の終わりごろには、アメリカの大学院、留学情報について少しずつリサーチできるようになりました。当初は「International Relations   Graduate School  America」のようなキーワードをかけて調べたり、日本人でアメリカの大学院経験者のブログを閲覧したりして、コロンビア大学院など現地の大学院情報を集めていました。

 

 

 

あれこれ調べていくうち、東京の溜池山王駅近くにあるアメリカンセンターJAPAN(アメリカンセンターJAPAN (americancenterjapan.com))という施設で、アメリカ留学に関する説明会が不定期に開催されるという情報を入手できたので、申し込んでいきました。

 

 

転機となったのは4月下旬にあった説明会。その時は2,3個のセッションに分かれており、夕方6時開始のセッションでは一気に参加者が増えました。多分100人はいたんじゃないでしょうか。仕事終わりのサラリーマン、制服を着た高校生と家族の方もいたのを覚えています。

 

 

 

そして、このセッションをきっかけに「アメリカ留学」という選択肢は頭の中から離れていきます。

 

 

 

アメリカの大学院(確かNY)に留学経験のある方がゲストスピーカーとして、体験談を語るセッションでした。現地の生活などを語った後、質疑応答に移りました。その中で、細かいところまでは覚えていないのですが、留学にあたって大切となる考え方を伝えてくださいました。

 

 

 

 

「Beforeのあとに大学院があるのではなく、  BeforeとAfterの間に大学院があること」

 

 

 

 

 

この言葉は、今になってもしっかり覚えています。

 

 

 

自分は「国際関係論をもっと深く学びたい」「留学にまだ興味がある」というBeforeの状態ははっきりしていましたが、Afterのビジョンがこの時点ではありませんでした。自分は国際機関の職員や、研究者に本気でなろうと決めたわけではない。では、自分にとってのAfterとは?

 

 

学部で経験した留学というのは、楽しさだけでなく大変なこと、お金も時間もたくさんかかることを理解していました。「留学後のビジョンがないまま、留学する意味って果たしてあるのか?」と自問自答しました。

 

 

 

結局、「アメリカの大学院留学」という選択肢はその後、候補から外れました。5月のTOEFL iBTを申し込んでおり勉強を続けていたのですが、既にモチベーションも低くなっていました。また、この頃から仕事に慣れてきたこともあり、「もう少しこの仕事続けようかな」とも思い始め、大学院進学は考えなくなりました。

 

 

 

しかし数ヵ月後、大学院進学への想いはあることをきっかけに、再び一気に強くなります。

 

 

 

※アドバイスをするとすれば;

 当時、アメリカンセンターJAPANまでは往復4時間かけていってました(ガチ)。そもそも貴重な休日のうち4時間を移動時間のためだけに使うのは、体力的になれなかったこともあるからこそ、前回と同じになりますが、「本当に、時間のあるうちに説明会などに足を運ぶべき」と学生時代の自分に言いたいです。また、コロンビアやジョージ・ワシントンスタンフォードなどのApplicationでは、TOEFL iBTは最低ラインが100と考えていいです。そもそも100にずっと苦労するようではApplication自体厳しいと感じました。筆者はただでさえ授業の予習準備もあるので楽ではなかった。TOEFLの準備も、早いうちからやることに越したことはないです。

 

 

 

Part.3へ続く