とある男子大学院生のブログ

一橋大学国際・公共政策大学院(一橋IPP)を修了しました。大学院の受験勉強や大学院ライフ、趣味のことなど、色々なことを綴っていきます。

大学院進学を決意した理由と経緯


こんにちは。ryulonです。
今年の春から都内の大学院に進学しますが、
大学院受験を決意した理由とそのいきさつの2点を今回は書いていきます。

結論から申しますと、知識欲が急に湧いてきたからです。

学部生時代からの話になりますが、私がいた学部は3年生からゼミ活動が始まるところで、私は国際政治経済を学ぶゼミに入りました。

ゼミのジャンルがそれだったので、講義でも政治、経済、文化関連の授業を多く履修するようになりました。最初の時期は専門的な内容について行くだけでも大変でした。

大きなきっかけは3年生秋学期に履修した国際政治学の授業です。先生の解説、
授業の内容を聴くにつれて、

国際政治学って面白い!!!」

 

と強く思うようになりました。この時の想いは今でもはっきりと覚えており、当時のTwitterに呟いたほどです。ゼミも含め、国際政治経済関連の授業が段々と面白く感じてくるようになったのもこの頃で、時間があったらNewsweek誌(国際情勢について書かれた週刊誌です)も頻繁に読むようにもなりました。
※授業の内容上、「国際政治学」としていますが、正確にはより広い「国際関係論」
と言った方が当てはまります。

 

大学卒業後の進路については本当に悩みました。大学院進学を考えていた時期もありましたが、一度社会に出て働いてお金を稼ぐ経験もしてみたいと思っていたこともあり、当時は就職を選択しました。

 

学習塾に教師として新卒で就職しましたが、授業の準備で休日を多く犠牲にしなきゃならない日が連続する、忙しい日が続きました。

 

そして社会人2年目の夏期講習が終了した後。

時間が落ち着いてきた私は、学部生時代にゼミで使っていた教科書
(『国際政治経済学・入門 第3版』 有斐閣アルマ)を
再度読もうと、ふと思いました。
実は社会人になってからも、大学院というワードが心の中に残り続けていたこともあり、(大学4年生の時に進路に悩みまくっていたこともあったので)「あの時気になっていた国際関係論ってどんなものだったかなー」という想いから読み直しました。

読み返すにつれて、

 

「浅いままおわってしまっていたんだな」

 

という、当時好きになった学問への心残りを強く感じるようになってきました。

振り返ればそう思うのも自然だったと思います。上で紹介した書籍は国際政治経済学の学習初心者向けのもので、いずれの章も基本的な内容で終わっていること、法学部や経営学部とかと違って、教養系の学部だったので1つの分野を深く掘り下げるスタイルではない、という事情もありました。(ちなみに後者の理由については、ゼミの友人も言っていました。)そういう訳もあり、日に日につれて、「国際関係論をもう1度深く学びたい」という想いがますます強くなってきました。

 

ゼミの恩師や大学時代の友人、大学院に通っている友人だけでなく、家族からも強く背中を押してくれたこともあり、2018年11月、大学院受験を決意しました。社会人2年目の秋のことでした。

 

思い立ってから数日後、受験と年度末で退職する旨を上司に伝え、
2019年3月初旬に実家に戻り、受験生活をスタートさせました。


大変長い文章になってしまいましたが、受験までの理由といきさつは
ざっとこんな感じです。

 

あの時を思い返しても、
「自分はどうしたいか」という、自分の信念に正直に答えられたことは、
本当に良かったなと感じています。この経験は私にとっても大きな学びとなった気がします。


そして来月で、私が受験生活を始めてからちょうど1年になります。
当時の記憶がより鮮明に残っている今の内に記録に残そうという思いも、
この記事を書いた理由です。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

受験生活については次以降の記事で詳しく書いていきます。