とある男子大学院生のブログ

一橋大学国際・公共政策大学院(一橋IPP)を修了しました。大学院の受験勉強や大学院ライフ、趣味のことなど、色々なことを綴っていきます。

一橋IPPで受けた授業~2年生春夏学期~

 

 

お久しぶりです。

約7か月ぶりの更新です。

 

 

今年の春、修士2年生として一橋IPPでの最終学年がついにスタートしました。

気づいたら期末レポートも提出し終わり、夏休みに入りました。

 

 

今回の記事では、私が春夏学期に履修した授業を紹介したいと思います!

一橋IPPにはどんな授業があるかという参考になれば幸いです。

 

 

まず、筆者は春夏学期に2個(4単位)、9月初旬にある夏期集中講義1個(2単位)の、合計6単位を申請しました。これまでの単位数を合計すると40単位申請したことになります。ここでは春夏に履修した2つについて書きます。

 

 

政策分析の技法Ⅰ

公共政策の研究を行う際にはどのような方法論があるのか、それらを自身の研究ではどのように活かせそうかということを扱います。授業では、「仮説の立て方」や「事例研究」など週ごとにテーマが決まっています。指定された文献を読み、それを基に課題を毎週作成して事前に提出します。平均して3~4問ぐらいの質問があり、授業ではグループを作って自分の回答をお互いに発表するという流れでした。

 

振り返るとこの授業は、研究を本格的に始めていく人にとってはとてもオススメできる!ということです。学期当初と比較して今では、今後リサーチペーパー(RP)を執筆していく上でのヒントをこの授業から多く得られたと言うことができます。

 

良かったことがもう1つあります。この授業はGGに限らず法学部5年コース、法科大学院、PLやPEなど沢山のプログラムから学生が来ていました。だからこそ授業では毎回、自分が普段聞かないようなテーマを研究している方たちとの交流にもなっていました。お互いの分野に疎い人同士で議論、質問しあうことは良い刺激になる部分があったと感じています(相手に自分のテーマをどのようにわかりやすく説明するか、など)。

 

 

グローバル・ガバナンス・ワークショップ(GGWS)I

GG2年生の必修科目です。リサーチペーパー(RP)の作成に向けて本格的に動き出します。メインの担当教授が1人いますが、前半(初回~6月上旬)では持ち回りで別の教授が講義を担当します。講義では研究テーマの立て方のポイントや、図書館スタッフと合同で各種資料の探し方のコツなどを聴きます。

 

後半(6月上旬~最終回)になると、1人1回の中間発表が始まります!ここからはメインの教授と、持ち回りの計2人の教授が担当します。この期間ではまず、自分のレジュメを事前にネットに提出します。発表当日は、はじめの10分間ほどで担当者がプレゼンを行ってその後の約20分間位で、他の学生と教授から飛んでくる質問に回答したりフィードバックを頂いたりするというのが毎回の流れでした。期末レポートはその時に頂いたコメントも踏まえつつ、修正したものを提出します。

 

この授業を活用するポイントは、自分の研究分野を専門にされている教授が来る回に発表日を設定することだと思います。例えば同級生で安全保障がテーマの人は、安全保障を専門とする教授が来る日に中間発表を入れていました。

 

 ※GGでは特定の教授の研究室に参加することは可能ですが必須ではなく、あくまで希望者のみというスタイルです。筆者は研究室に所属していないので、実質この授業が週に1回のゼミのようなものになっていました。

 

 

私はこの2つの授業のおかげで、論文に含めるべき内容、省いても良さそうな内容、章立て(構成)のコツなど、より良いものに仕上げるためのヒントが沢山得られたと思えています!  本格的に仕上げていくのはこれからですが、得られたヒントを基に頑張って論文を執筆していこうと思います。

 

 

 

今回はこれまでにしようと思います。

 

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

 

 

一橋IPPで8か月間過ごした感想・今後のことについて

 

 

こんにちは。ryulonです。

             

早いもので一橋IPPに入学して8か月が経ちました。今回は、一橋IPPに8か月通って気づいたことや感想などを色々と書いていきます!大学院生活についてのイメージを深めるさせることができれば幸いです。

そして最後に、私自身の今後のことについて大切なお知らせをしたいと思います。

 

 

◯一橋(大学院)の特徴

 

そもそもですが、大学院は国立大学ですら2年間で基本的に150万以上の学費がかかるため、金銭的な面でも時間的な面でもコストは決して安くないです。だからこそ、大学院に進学してくる人というのはそれなりの理由、好奇心や向上心を抱いた優秀な方が多いように感じます。

 

そして、一橋には本当に優秀な方が多い!私がいるIPPは授業によっては法学研究科、法学部の授業と重なっているものもあるためIPP以外の学生さん達とも交流する機会があるのですが、着眼点とかプレゼンへの鋭い批評を見たり聞いたりするとつくづくそのように思います。一橋って特に学部で入るのがめちゃくちゃ大変なので、学部で合格して入学してくる方は元から優秀な方だと思います。実際M1と学部3、4年生の実力はそこまで大差ありません。そういうこともあって私はこの8か月間、同期の皆さん、先輩方、年下の学生さん達から常に刺激を受ける環境の中で勉学に励むことができました。

 

 

◯就職先

 

公共政策大学院の学生はどんなところへ就職を目指すの?と思う方も多いかと思います。傾向として多いのは、

 

国家公務員、地方公務員、コンサルタントシンクタンク、金融業界、独立行政法人、マスコミ(新聞社、テレビ局)、総合商社、ベンチャー

 

などなど、実に様々です!公共政策大学院だからといっても公務関係ばかりでなく民間を希望している人も普通にいます。

 

 

ちなみにですが、IPPでは取得しなきゃいけない単位数が他と比べて多いこともあり、学期が始まったら早速授業に追われることになるかと思います。ですので国家総合職や地方上級など科目数が多い公務員試験を受けられる予定の方は、入学前から手を付け始めるのを強くオススメします!実際、大学院入学前が一番時間を確保できる時期だと思いますので!

 

 

◯大学院生活が始まる前にしておくべきことって?

 

 

◯レポート、論文について

 

まず、学部の最終学年の方は卒業論文をしっかり仕上げましょう。学部の卒論で頑張った経験はIPPでのレポート課題、論文の準備と執筆などに活かされてくると思います。また、社会人経験がある方でしばらくレポートから遠ざかっていた方は、参考文献の書き方や引用の仕方などレポートのルールを一度振り返ってみるといいかもしれません。学生時代にご自身が書いたレポートでOKですので、レポートとはどんな感じだったかという感覚を取り戻しておくといいと思います!

 

 

◯基本知識をあらかじめ吸収しておく

 

大学院に入学される方の中には、大学院で専攻することになる分野に触れた経験が余り、または全然ないという方もいると思います。そういう方は入学前にその分野での基本書を1,2冊だけでも読んでおくことをオススメします!

 

(私のいるグローバル・ガバナンスプログラム(GG)についてですが)

授業によっては英語の文献を読む機会も多くなります。国際関係論や国際政治学には専門的な用語が多いので、事前に背景知識が少しでもあると難解な英語の論文に当たった時でも「あぁ、あのことについてか!」と知識的にも精神的にも余裕を持てるようになるのではないかと思います。

 

 

◯英語力を鍛える!(主に一橋IPPのGG、国際系の大学院に進学する方向け)

 

これはGGには英語で行われる授業が多いからというよりも少し踏み込んだ理由があります。GGでは英語の論文を読む機会が入学してから早速出てきます。その時点で、英語で長い高度な文章を読み込める力が必要になってきます。それだけでなく留学生(おそらく9月に入学してくる外交政策サブプログラムの留学生?)の中にはまだそこまで日本語が話せないと言う方もいます。覚えて頂きたいのは、どこかの授業でそういう方とペアになったり同じグループになって作業したりすることもGGでは不思議ではありません。その場合お互い連絡する際の共通語は英語となります。英語で書く、聴く、話す力全部必要になってきますので、最低限の英語力がないと留学生とのコミュニケーションに困ってしまうかもしれません。

 

英語力に不安な方は、英語の文法や単語の復習、毎日外国のニュースを読んだり聴いたりするなどの何かしらの方法で英語力を事前につけておくことを強くお勧めます!

 

 

◯2年間のビジョンを持つ

 

大学院修士の2年間は本当あっという間に過ぎていきます。単純計算で学部4年間よりも2倍速いスピードで進んでいきます。私自身、4,5月はコロナで大学院も学生もドタバタな状況の中ではじまったのが、気づいたらもう年末!あと3か月ちょっとしたら最終学年のM2になって就活や論文に向けての活動が本格的に始まります。だからこそ「気づいたらあっという間に終わっていた」という感じになるのを避けるためにも、「自分は修士2年間でどのように学生生活を過ごしていくか」というビジョンを持っておくとずっと有意義な2年間になるのではないかと思います。(例:「学会で論文を発表したい」「大学院を修了したら公務員になりたい」「復職したときに更に自分をスキルアップさせたい」などなど。)

 

 

◯今後のこと

 

これまで何本か記事を書いてきましたが、このブログの更新は一旦止めようと思います。私は2021年はM2になって就職活動及び公務員試験、論文執筆など大事なことが連続して出てきます。大切な時期に入り始めるのでその間は集中しようと思ったのが理由です。落ち着きましたらまた記事を書こうと思っております。良い結果が報告できるように頑張ります!それまでお待ちいただけると幸いです。

 

ブログをはじめて10か月経ちました。学期中は忙しくてブログの更新は止まっていたのですが、その間にも幸い多くの方が閲覧して下ったみたいで私自身大変驚いております!拙い文章ですが、私の体験談やアドバイスがだれか1人でも多くの方に有益な情報となって届いているのであればこの上なく嬉しく思います。読んでくださった方、本当に本当にありがとうございます。ブログを続けようと思える励みになっております。

 

 

いつか必ずまたブログに戻ってきます!それまで精一杯頑張ってきます!

 

 

それでは、このあたりで失礼いたします。

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

 

 

一橋IPPで受けた授業~1年生秋冬学期~

 

 

こんにちは。ryulonです。

久しぶりの更新となりました。

 

ここ2,3週間はプレゼンが重なっており、その打ち合わせや準備で忙しい日が続いていました。9月中旬に始まった秋冬学期も先週でようやくひと段落つきました。これから1月にかけては期末レポートの作成に取り掛かります!

 

 

今回は、筆者が秋冬学期に履修した授業について書いていきます!

一橋IPPではどんなことを学ぶのかというイメージが少しでも湧いてくれば幸いです。

 

 

 

地球環境と開発金融

海外の開発事業が現地社会に及ぼした影響、気候変動やエネルギー政策などについて学びます。授業回によっては様々なNGOや研究所で働いている方がゲスト講師として講義をされました。ケーススタディとして今期ではメコン川の開発事業、フィリピンの鉱山開発事業などを扱いました。授業の後半では数グループに分かれて毎回ディスカッションをしていました。受講者数が30人弱と、大学院の授業にしてはかなり多くの学生が参加していました。

 

 

International Security Policy

名前の通り安全保障に関する授業で、核不拡散政策、テロリズムPKOなど、広く安全保障に関するテーマを扱います。授業はすべて英語で行われるため、毎週の指定文献もすべて英語です。この授業の特徴はなんといっても1グループ3回ほど行うプレゼンテーションで、授業評価の大切なポイントの1つとなってきます。自分たちのグループ発表日の1,2週間前からは文献講読やグループでの打ち合わせ、プレゼンの作成などでドタバタしていました。

 

 

東アジア国際関係

アジア地域の共同体形成の可能性、朝鮮戦争米朝関係、日韓関係、中国の外交政策など、東アジアの国際関係に関するこれまでの経緯や近年の情勢について扱います。個人的には今学期の授業で1番面白かったです。この授業では学生間のディスカッションがメインとなります。学生は日本人、韓国人、中国人、アメリカ人と多国籍で、それぞれの経験やバックグランドに基づく意見(例えば「韓国人の学生の皆さんからは○○に対して何か意見ありますか?」など)を交わしながら、議論をしたり聴いたりするのが楽しかったです。週ごとに文献のサマリー、コメント(意見)を各担当の人が決まっており、授業の最初の担当の人からの発表後、全員でディスカッションにうつるというのが毎回の流れでした。

 

 

現代行財政論Ⅰ

IPPの公共法政に設置されている授業です。文部科学省で官僚を10年以上勤めていらっしゃる方が講師として3人担当されました。今期のテーマは教育行政学、データと因果推論(EBPM, Evidence Based Policy Making)、高等教育政策の3つに大きく分かれていました。具体的には日米の教育委員会制度の比較、大学と奨学金制度などを扱いました。政策立案をする際に大切になってくるであろう思考法も教わる機会があったので、将来公務員になることを考えている人にとっては結構有意義な授業ではないかと思います。(個人的な話になりますが、教育業界でもともと働いていた筆者としては、これまでと現在の日本の教育制度の特徴と問題点が沢山見えてきたので、毎回楽しく聴くことができました。)

 

 

 

今回筆者は、秋冬学期で12単位、冬集中で2単位の合計14単位を申請しました。春夏と夏集中の時は合計20単位取得したのと比べると、今学期は時間に少しだけ余裕を持つことが出来ました。

 

(一橋以外もそうだと思いますが)公共政策大学院は、修了要件の単位数が普通の研究科よりも多いです。例えば、一橋の法学研究科の修了要件単位数は30単位なのに対して一橋IPPでは44単位と、10単位以上も多いです。

 

必要な単位数が多いため、他の研究科以上に普段の授業の予習に追われることになるかと思います。特に私のいるグローバル・ガバナンスプログラムは事前課題が重要になってくる授業が多いです。私を含めてM2で就活や公務員試験の受験をされる予定の方は、M1の時になるべく多くの単位を取得してM2で余裕を持たせておくのをオススメ致します。

 

 

 

それでは、今回はこのあたりで失礼しようと思います。

 

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

 

大学と大学院とで異なる点&一橋IPPで受けた授業~1年生春夏学期~

 

 

こんにちは。ryulonです。

 

 

今回は、筆者が通っている一橋IPPを取り上げて、

春夏学期に履修した授業のことや大学院の特徴について書いていきます!

 

 

「一橋IPPの授業ってどんな感じ?」「大学と大学院ってどんな風に違うの?」

という疑問を持っている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

 

 

 

 ①一橋IPPの授業について 

 

 

まずは、筆者が履修した授業について書いていきます。

 

授業数に関しては、筆者は春夏学期に16単位(8つの授業)、夏の集中講義で4単位(2つの授業)の、合計20単位を申請しました。今週、ついに成績が発表されます。

 

 

次に、筆者が履修した授業とその感想をいくつかピックアップして紹介します!

 

 

 

History of International Order

国際政治史の授業です。全部英語で行われました。20世紀から現在までの国際関係の変遷を学びます。「アラブ地域」「ラテンアメリカ」「中国」「ヨーロッパ」「第3世界」など、毎回の授業で異なるテーマを取り上げます。学生は教科書(海外の!)の該当部分の章を毎週読み、その週の担当の人がレジュメを作って発表し、全員でディスカッションをするという形式でした。元々歴史が好きだったこともあり、最後まで楽しく学ぶことができました。

 

 

政策決定過程論

アフリカに焦点を当て、紛争がどのような原因で、経緯の下で発生するのか、どのように解決していけばよいのかという点について扱います。担当の先生はアフリカでの勤務経験が長い方でした。この授業も毎週の予習課題を事前に読み、週ごとの担当者がレジュメを作って発表した後に全員でディスカッションを行うスタイルでした。筆者自身、アフリカと紛争事情について知っていることが限られていましたが、この授業を通して新たな見方を身につけることができたので、筆者にとって有意義な授業となりました。

 

 

国際政治学基礎論

リアリズムやリベラリズムをはじめ、構成主義や合理主義など国際政治を分析する上で代表的な政治理論を学びます。授業ではロバート・ギルピンやアレクサンダー・ヴェントなど、国際政治学で著名な学者が書いた論文などが予習課題として指定されていました。上の授業と同じで週ごとに担当の人が発表用資料をつくり、学生でディスカッションをしていました。抽象的な内容も多くて難しかったのですが、海外の研究者の論文を読むことは大変良い経験と刺激になりました。

 

 

国土交通論

IPPの公共法政プログラム(筆者の所属するプログラムとは別)に設置されている授業で、日本の国土交通政策を学びます。担当の先生は現役の官僚の方で、回によってはゲスト講師の方がいらっしゃって講義が行われました。今学期では高速道路政策や、成田空港及び航空政策などを扱いました。筆者が普段学んでいる内容とは大きく異なりますが、内容自体は大変面白く、自分の国について知るところが増えたこともあり、履修して良かったと感じています。

 

 

また、筆者の所属するプログラムの授業は一橋の法学研究科と合同の授業も多いこともあり、法学研究科の学生もよく見かけておりました。

 

 

 

 ②大学と大学院との違い

 

 

大学と大学院の異なる点はいくつかありますが、ここでは「授業の特徴」と「学生の特徴」の2点に絞って取り上げます!

 

 

〇授業のスタイル

 

 

大学の授業では、教授が一方向的に話す「講義」型が多かったかもしれません。しかし大学院では①に書いたように、「ディスカッション」型が主流になります。教授は「○○さんが言った××という意見に対して他の意見を持つ人はいませんか?」といったように、議論のサポート役になるという感じです。そのため授業では毎回、学生からの積極的な発言がとにかく求められます(成績評価の一部です)。また、1つの授業の履修者数も10人から20人と、少人数になります。

 

 

また、それ以外に予習の量が一段と多くなります。学部時代と違い、毎週のように大量の事前課題(文献)を予習して授業に臨まなければなりませんでした。筆者も土日関係なくずっと予習に追われており、最初の学期からとにかく大変だった覚えがあります(授業では、それらの文献を事前に読んできた前提で行われます)。

 

 

 

〇通っている学生

 

 

大学の場合ですと、同期の人たちのほとんどは18,19歳ぐらいで、同年代の人で構成されているのが主流かもしれません。

 

 

ですが大学院になると、学生のバッグラウンドは一気に多様化します。

筆者が通っている一橋IPPで今学期にお会いした方たちの例として、

 

 

・今年の春に大学を卒業したばかりの方

霞が関の省庁の出身の方

・県庁出身の方

・民間企業で働いており、休職して来ている方

・社会人経験があり、会社を退職した後に入学した方←筆者はこのパターンの一人です。

・家族を持っていらっしゃる方

・留学生の方(国籍も東アジアや東南アジア、欧米と、グローバルです!)

 

 

職歴ありの方の勤務年数は約2、3年など、筆者のように比較的短い期間の方もいれば、10年、多くて20年以上など、様々です!そのため、年代構成は学部と違って一気に幅広くなります。

 

 

 

このように、本当に多種多様な経歴を持つ方が、同じ学び舎に集まって授業を受けております。特に筆者が通っている一橋IPPは、実務と関連のあることを扱う「公共政策大学院」ということもあって、勤務経験がある学生が多い印象を受けました。

MBA法科大学院、一般的な大学院など、大学院のタイプによって学生の構成や特徴は大きく変わってくると思います!)

 

 

 

春夏学期の体験談になりますが、ディスカッションやグループワークで社会人経験が長い方と同じになったことがありました。その際は、その方の実務で得られた経験からでの論点を提示して下さったり、助言を頂いたりしたことがあり、とても勉強になったのを覚えています。

 

 

大学院生活が始まってまだ4、5か月ほどしかたっていませんが、学部時代とは違うことだらけで毎日が新鮮で刺激的でした。この4か月間はとても大変でしたが、同時にとても充実していた!というのが率直な感想です。

 

 

 

 この記事を見て、一橋IPPや大学院のイメージが少しでも湧いてきた方がいれば

嬉しく思います!

 

 

 

今回はこれまでにしようと思います。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

秋冬学期の授業も基本オンラインで受けることが確定した話と、オンライン授業の感想  

 

 

 お久しぶりです。ryulonです。

 

 

5月に授業が開始してからというものの、授業の予習や課題で早速慌ただしい生活が始まり、ブログを書きそびれておりました。4月ぶりの更新です。

 

 

 

近況でいうと先週、春夏学期の授業のすべての期末レポートの提出が無事完了しました。それに加えて、今週の月曜日から受けていた集中講義が昨日、終了しました。これでようやく、ひと段落つける状態に入ったのでホッとしています。

 

 

大学院修士2年間のうちの4分の1の期間が過ぎてしまった訳ですが、今回の記事では筆者が通っている一橋IPPの授業の予定と、オンラインで授業を受けた感想の2つについて書いていきます!

 

 

 ① 2020年春夏学期の体験談

 

今年の春から流行していた新型コロナウイルスにより、一橋大学の授業も影響を受けました。授業はオンラインで行うことが決定されただけでなく、例年4月から開始されるところが5月から授業開始になりました。筆者もずっと家に引きこもってオンラインで授業を受けておりました。

 

 

 

そのため筆者は、

 

 

5月から7月までの3ヶ月間、一橋大学のキャンパスに本当に1回も訪れていません。

図書館や学食など、大学の施設は1回もまだ使っておりません。

4月中旬にオンラインで一橋IPPの先生方と同期の人と顔合わせをしましたが、誰1人として未だ直接会っておりません。

 

 

 

そして更に、

 

 

 

大学から秋冬学期の授業の方針についてのお知らせが7月中旬ごろに届いたのですが、そこでは大学・大学院含めてゼミ形式の授業は対面で行うが、それ以外は基本オンラインで開催する予定である旨が書かれていました。

 

 

 

しかし、筆者の所属するプログラムでは1年生のうちにゼミが必修として設定されていないため、秋冬学期も基本的にオンラインで授業を受けることが確定いたしました。

 

 

 

いやもう、「まさか」です。

去年、大学院の受験勉強していた時はまさか新型コロナウイルスという未知のウイルスのせいで授業が1年間を通してこんな感じになるなんて、予想しておりませんでした。

 

 

ですが、うれしいお知らせがIPPから後日届きました!

 

 

詳細は控えさせてもらいたいのですが、IPP側の方針でゼミがない現在1年生の筆者でも1週間に1回、同期の人たちと集まって受講できる授業が開催される見込みとなりました!

 

記事のタイトルに「基本」と加えたのはこういう理由からでした。

 

 

 

春夏学期のこの3ヶ月間、同期の人と、先生方となかなか会えないことは流石に辛いところがありましたが、ようやく対面できると思うと待ち遠しい気持ちになります!だからこそ新型コロナウイルスの蔓延が、これ以上悪化しないことを願うばかりです。。。

 

 

 

② オンライン授業の感想 

 

 

対面で授業を行う醍醐味はやはり、学生と教授が近い距離で集まって発表したり、レクチャーしたり、その場で質問できることだと思うので、少しでもはやく通常授業の形式に戻ってほしいと筆者も思っています。

 

 

だからこそ「オンライン授業」についてこの3ヶ月間、色んな感想を抱いたのでそれらを以下で紹介したいと思います!

 

 

 

ポジティブ面

 

・オンラインでディスカッションすることになったとしても、議論の質や味が低下したとはそこまで感じませんでした。「Zoom」を使っていましたが、「チャット」機能でその場で意見や論点を提示したり、発言する人は毎回発言していたので、オンラインでも良い議論ができたなと感じています。

 

 

・塾講師として勤めた経験のある者として、「遠く離れた場所からでも良質な授業をオンラインで受けられるってなかなか素敵だな」というのが率直な感想でした。もしオンライン授業が全国に普及すれば今までの教育の在り方とは違うようになるのでは?と考えたりもしました。

 

 

ネガティブ面

 

通信上の問題が何度か起こりました。途中で回線が切れたり止まったりして授業が中断してしまったことや、相手側の音量がそもそも小さくて、聴きとりにくかったことがありました。

 

・一回105分の授業も、事前課題の文献の講読もすべてオンラインでやっていたので、とにかく目が疲れました。授業でここまで目を酷使したことは今までありませんでした。筆者以外にも同じ悩みを抱えた学生さんがこの時期多くいたようです。

 

 

コンタクト上の問題です。対面形式だと授業後すぐに質問とかができます。ですがオンライン形式だったので、授業後に質問が出てきた場合には教授にメールを送信して質問をしていました。そのため返信を受け取るまでに1日以上、あるいはそれ以上待たなければなりませんでした。

 

 

 

秋冬学期は基本オンラインと書きましたが、春夏学期の3ヶ月間で慣れてきたので、

そこまで抵抗はもうないかなと感じております。

 

 

 

次回は一橋IPPの授業について書いていこうと思います!

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

この1週間ほどの間に、大学院関係で行ったことをまとめてみた

こんにちは。ryulonです。

 

更新が空いてしまいましたが、この一週間ほどの間に

大学院から指示された作業の事ややったこと、これからの予定について

今回は書いてみようと思います。

 

 

土曜日

 

まず、コロナウイルスのせいでガイダンス諸々がすべて中止になった(汗)ので、

会場で渡される予定だった学生便覧であったり生協の案内など書類が束になって郵送で届きました。目を通さなきゃいけない資料が一気に増えました。

 

 

学生便覧なんて大学1年生の時に受け取った以来でしたし、講義表とか修了要件とかを見ると、あぁ自分は本当に、また学生に戻ったんだなと不思議な気持ちがしました。

 

 

日曜日から月曜日

 

一橋生が普段の授業で使うことになる大学専用Gmailの設定であったり、CELS(授業の登録や成績確認ができるサイト)やmanaba(レポートの提出や出席確認ができるサイト)の登録などをしました。

 

 

7日~8日 (緊急事態宣言が出される!)

 

遂にだされてしまいました。緊急事態宣言。。。事態が段々深刻になってきましたが、それを受けて事務室から「宣言出されたからうちの職員もテレワーク行うことにしました!事務室には直接来ないでね!」というメッセージが届きました。後ろにある写真もそうなのですが、遂に職員も在宅勤務が始まったことでキャンパスがより一層ひっそりになったのかと予想します。。。

 

 

金曜日

 

大学から届いた、Zoomの使い方がまとめられたマニュアルに目を通しました。

一橋では(多分他大学にも多いかと思いますが)当分Zoomというツールを使って

授業をすることになりました。

筆者自身、Zoomなんて使ったことが今までにないので「チャット」とか「共有」とかの初耳の機能ばかりで「??」という状態でした。(慣れるしかありませんね!)

 

 

来週の予定としては、プログラム別のガイダンスがZoom上で開催される予定です。そこでようやくプログラムの同期の顔と声が知れると考えると少し楽しみでもあります。

 

 

 

最後になりますが、用事があって国立にあるキャンパスに数日前行ってきたのですが、

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本来この時期学生でごった返しているはずのキャンパスが物凄くひっそりとしていたのに驚きました。学生が数人と、老夫婦が歩いているのを除いて人影はほとんどありませんでした。

 

 

 

これからも大学院生活の様子を更新していこうと思います!

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

大学院の授業がいよいよ始まる!・・・と思っていたら延期されてしまった話

ryulonです。

更新に間が空いてしまっていました。

久しぶりに書きます。

 

 

今回の内容はタイトルの通りです。

「大学院生活がついに、4月から始まる!しっかり頑張ろう!」

と胸に期待をこめていた矢先のことです。

 

 

受験が終わってから数カ月経ち、「そろそろ新生活はじまってほしいな」という

思いが今年の冬ぐらいから強くなっていたのですが、まさかの休み期間が、

直前になって延長されてしまいました。

 

 

理由はもちろん、ここ数か月世界を騒がせている例のウイルスです。

 

 

ちなみに、ここ最近の事務室から届いたメールを整理すると、

 

 

「入学式中止にします!安全面考えました。」

「授業は2週目から!だけど一部は4週目からやります!」

「やっぱり授業は5月からにします!オンラインでやります!(←大学初)」

 

 

・・・とまぁ、要約するとこのような順番で、ここ1週間ほどの間に

HPやメールなどで続けて公表されました。

 

 

届いた時は筆者もびっくりしましたが、大学側としても

これらの決断は熟考を重ねてうえでの、苦渋のものだったのだと察します。

やむをえないことかもしれません。

 

 

オリエンテーションや授業で同期の方たちと会うことが出来ないのは

筆者としても寂しい気持ちがします。ですがここ数日間の感染拡大のスピードを考慮した時、妥当な判断をだしてくださったと考えています。

 

 

いまはとにかく、1日でもはやくウイルスが終息することを願うばかりです。

そして、普通に教室で先生と同期の人と集まりたいと想っています。

 

 

また、数日間の内に事務室から指定された書類を郵送で提出するなど、新たな作業が指示されました。学生証や便覧は後日郵送で届くとのことです。

 

 

筆者も健康第一に、体調をくずさないようにやっていきます!

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。