とある男子大学院生のブログ

一橋大学国際・公共政策大学院(一橋IPP)を修了しました。大学院の受験勉強や大学院ライフ、趣味のことなど、色々なことを綴っていきます。

大学院の受験勉強①---情報の重要性---

こんにちは。
ryulonです。

 

進学先を初めて書きますが、今年の春から一橋大学の国際・公共政策大学院(IPP)に進学します。

 

今回から、私が今からちょうど1年前の3月から始めた、
大学院の受験勉強ライフについて書いていきます。

 

大学院への進学や受験を考えている方も、「ぼんやり検討している」という方に

とっても参考になるのであれば嬉しく思います。

 

最初の回は、大学院の受験全般についてのアドバイスをお伝えします!
この記事は、あくまで外部の大学院へ受験・進学を考えている方向けのものです。内部の大学院進学の場合では試験・その対策自体が大きく異なってくると思いますのでご了承ください。

 

 

① 大学院の受験勉強でなにが一番重要か

 

結論を言いますと、情報収集です。
とにかく最新の情報がでるのを常にチェックし、それを基に対策を行うことを心掛けましょう。

理由は以下の通りです。

 

・まず、大学受験と大学院受験は異なる

 

大学受験をしていた頃を思い出してみてください。
おそらく、この記事を読んでいる方が通っていた高校では、進路候補の大半が「大学」だったのではないでしょうか。予備校に通う友人さんや、夏休みや冬休みの時期の学校での講座でお互い切磋琢磨していたことでしょう。同時にその時期、志望大学の試験情報や合格体験記などの情報などを共有できる機会も多かったのではと思います。例えば、同じクラスの友人や先輩方どうしで、「○○大学の××の科目は、△△対策をすることがコツだよ!」みたいな。

 

ですが、大学院受験の場合は、情報共有できる機会が一気に減ります。

 

理工系の学部では大学院進学を前提としている方が多い(と聞いた)ので、良い方かもしれません。しかし、筆者みたいな文系学部の場合、9割が就活で、大学院進学を目指すのは1割未満ではないでしょうか。それも同じ大学院を目指す人が、同じ学部の中にいる数は1人いるかいないかのレベルでしょう。つまり何が言いたいか。


「大学院進学」という、あなたと同じ進路を目指す人と情報共有できる機会はめっちゃ少なくなります。だからこそ、受験の情報収集を自分から積極的にしなければならないのです。
高校とかと違って、教授やキャリア支援室の方が、大学院試験の情報を積極的に流すことはありません。赤本のような過去問も大学には並べられていません。(教授の方は、学生自身から相談が来ない限り、大学院のことを能動的には話さないのではないかと思います。)

 

教授の情報、教授の研究内容、試験内容、説明会の日程など。。。情報全般を、とにかく自分からチェックする習慣をつけてください。私も志望大学院を検討し始めた時から、その大学院のHPを訪れては新着情報はないかと毎日のように確認していました。

 

②「情報」がどれほど重要なのか


大学院受験の情報も、大学受験の時と同じ位の価値を帯びてきます。

 

例を挙げると、指導教官です。
大学と違い、大学院では研究室に配属し、その研究室の教授の方が研究・論文の指導にメインにあたります。そこで、その教授がまだ40代・50代ぐらいだったらいいのですが、定年間際の場合はどうでしょう?
「その研究室の教授は今年、定年で退官するため、今年度は募集しない」なんて事態も普通に起こりえます。
折角気になる研究室があったのに情報不足のせいで、試験対策がムダになったなんてことが起こらないようにしましょう。

 

それに、試験内容・提出書類の確認もめちゃくちゃ重要です。

これも大学受験と同じです、大体どんな形式で出るかが、募集要項でわかります。しかし、「それまでずっと同じ試験形式だったから大丈夫」とは限りませんのでご注意を。

 

筆者の体験談を話します!

 

私が進学する大学院では、研究計画書の文字数は長い間ずっと「2000字程度」という指定だったのですが、

私が受験した年度から急に1000字増加して「3000字程度」に変更になったのでヒエッ、となった覚えがあります。発表されるまではずっと「2000字程度」という条件で計画書の下書きを書いていたですが、急に作り直しになりました。

 

提出書類でいうと、TOEICTOEFLのスコア証明書や推薦状など、準備に時間がかかるものも普通にあります。だからこそ、過去問や過去の募集要項などを見て、


・何月ごろに試験があるか、試験は1年に何回あるのか
・どんな書類を提出するのか。
・試験科目はどれくらいあるか。科目数と科目は何か。
TOEICTOEFLの準備も含めると、大体いつ頃に受けるか。
・推薦状が必要なら、何月ぐらいから教授に依頼していくべきか



等など、大体の情報をつかみ、準備期間の逆算もしておきましょうですが最後はもちろん、受ける年度の最新の募集要項が出るのを常にチェックしましょう!)。

 

まとめ:

だからこそ情報収集は大学院受験でとても重要です。
情報を集めるからこそ、余裕を持った対策ができるようになります!

 


最後になりますが、受けれるサービスはどんどん探しましょう!
筆者は河合塾KALSという、大学院受験をサポートしてくれる予備校に通っていました。KALSで出会った講師・チューターの方には今でも本当に感謝しております。筆者自身、全部1人で大学院受験するのはとても無理だったので、精神面で大きな支えとなってくださりました。また、KALSでは合格体験記や、面接体験記などの記録がたくさん残っているので、対策に大変参考になりました!


Z会など、大学院受験の支援サービスを行ってくれるところは他にもあります。
その場合でも、説明会や講座情報なども、どんどん調べていきましょう。

 

今回はこのあたりで失礼します。
次回以降は具体的な受験の仕方について書いていきます!


最後までお読みくださり、ありがとうございました。