こんにちは。ryulonです。
今回は、一橋IPPの試験で要となる研究計画書と面接について書きます!
〈研究計画書で意識すべきこと〉
自身の研究予定のテーマの目的・意義・研究方法など、研究計画書の根幹となる部分をしっかりまとめることはもちろん重要ですが、ここで2点ほど注意点を追加します!
① 一貫性を持たせる
自分のこれまでの過去(学習)・現在の想いの経緯・将来の自分のキャリア像の3点について、一貫性を持たせるようにしました。大雑把にはなりますが筆者の場合ですと、「学部時代にどういうことを学んだか」「どのような経緯で大学院受験を決意したのか」「研究テーマや一橋IPPで学習することを活かせる○○という職業に就きたい」という流れで執筆しました。筆者は公務員志望だったので、学ぶことを活かせるであろう官公庁の名前を出しました。
② その大学院を選んだのはなぜか(他ではいけない理由)
公共政策大学院は国内に沢山ありますが、「基本的にやること」や理念はそれといった大差がありません。例えば、カリキュラムを複数校比較してみても必修は結構似たような名前のものが多いです。だからこそ、「自分の研究をする場所としてなぜその大学院を選んだのか」「なぜその大学院でなければならないのか」を、面接官に十分納得させる必要がでてきます。そうでないと、「それぐらいなら他の大学院でもできるよね?」「それならウチじゃなくて○○の所の方がよさそうだけど?」と必ず突っ込まれてしまいます。
筆者は国際関係論を改めて深く学びたいという動機の観点から検討した結果、一橋IPPのカリキュラムが一番充実していることに気づいたので、研究計画書でも面接でもそのこと結びつけて伝えました。
また、一橋IPPでは研究計画書が試験の合否に大きく影響すると聞いていたので、研究計画書は丹念に準備しました。細かい文法や単語などにも細かく気を配り、6回は書き直しました。また、書いたものは必ず教授や講師の方に添削してもらいましょう!
〈面接〉
次は、筆者が実際に受けた一橋IPPの面接試験の体験記について書きます!一橋IPPでは1次の筆記試験を通過した方には2次の面接試験に進みます。一般枠、社会人枠、留学生枠で時間帯が設定されており、待機室で受験生は待ちます。受験者が去ってゆくたびに緊張したのを覚えています。
遂に筆者の受験番号が呼ばれ試験室に案内されました。面接官2名の方が真正面に座っており、自己紹介から筆者の面接試験はスタートしました。
面接では、提出した研究計画書を基に質問がされます。20分~30分の面接で筆者は次のような質問をされました。(人によって質問は異なりますので参考程度でお願いします!)
「数ある大学院の中でなぜ一橋を受けようと思ったのか」はもちろん確認されました。(筆者は一橋しか受験しなかったので、)一橋IPPにはあって他の大学院にはないものをはっきり説明したのを覚えています。国際関係論の話題から派生して、一橋IPPで興味ある授業は何かという質問もされました。
卒業論文の内容、学部時代にはどういうことをしていたのか等、筆者の学部時代の事も問われました。また、筆者は退職した上で受験勉強していたからか、「今は何をされていますか」というのも聞かれました。(受験に専念していますと回答しました。)予想外の質問でしたが、筆者の長所・短所についても聞かれました。
そして筆者が聴いていた通り、研究計画については結構深掘りされました。
「そのテーマをやろうと思った動機は何か」
「新規の観点から研究することによってどういう意義が生まれるのか」
「○○という政策はご自身の中でどう位置付けているのか」
などです。
研究計画に関する質問で、筆者と面接官の話がかみ合わなくなかった瞬間がありました。なるべく焦らないようにしたのですが、面接官の質問の意図をしっかり捉えるべきだったと反省しております。
面接を振り返ると、(聞いていた通り)一橋IPPの面接は研究計画書の出来を結構見られている感じでした。面接本番では、自分がそれまでやってきたことを信じ、常に落ち着いて回答することを忘れないようにしました。
面接の対策としては、筆者は河合塾KALSのチューターに1回依頼しました。模擬面接をすることで、「この質問はもしかしたら聞かれるかも!」というのが幾つか湧いてきたので良い対策になりました!その他、学部の教授などに依頼するのもいいと思います!
以上にはなりますが、研究計画書と面接体験についてでした。試験に関する記録は、次の記事でいったん終わりにしようと思います。次回の記事では、半年間の受験生活を振り返った感想などを書こうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。